目次
夏の日差しの中輝く宿根草*おすすめはコレ
宿根草とは?
手入れを多少忘れても、植えっぱなしで毎年花が咲き生育を繰り返す植物です。
毎年同じサイクルで何年も株が生き残り、どんどんと株が大きくなっていきます。
生育に適さない時期には、地上が枯れてしまいますが、地下の根は生きたままです。
次の年又芽吹いて花が咲きます。
何年も庭の同じ場所で咲き続けるのでとても愛着がわきますね
麗しのサマーガーデンを作ってみましょう!
アメリカフヨウ
アメリカフヨウは草丈が100~200センチ、花の大きさは直径20センチにもなる大型の宿根草です。
かなりのインパクトがあり豪華で華やかな姿は、夏のガーデンでひときわ目を引きます。
同属の仲間にはハイビスカスがあり、よく似た花を咲かせます。
アメリカフヨウの開花時期は7月から9月で、朝咲いてその日にしぼむ1日花です。
毎日次々と新しい花を咲かせるので、しぼんだ花はこまめに取り除いてください。
そのままにしておくと栄養が種を作る方に回されてしまいますので、忘れずにチェックしましょう。
花色はピンク、紫、赤、白など色鮮やかで、一気に夏らしいガーデンになります。
アメリカフヨウの植え付け
春4月から5月、霜が降りなくなってから苗を植え付けます。
日光を好みますので日当たりの良い場所で育てます。
株が横に成長しますので、株間を50から100センチ程あけましょう。
植え付け前に土に腐葉土やピートモスを混ぜ込みよく耕しましょう。
また同時に肥料も混ぜておきましょう。
アメリカフヨウの水やり
植え付け後は乾燥に気を付けましょう。
元々湿地帯に自生しているので、乾燥に弱いです。
水切れしやすい為水やりはたっぷりと、真夏は朝晩2回しましょう。
ルドベキア
ヒマワリにも似た鮮やかな黄色の花を咲かせます。
私も育てていますが手がかからず丈夫ですよ。
小さめのひまわりという印象で、見る度明るく晴れ晴れとした気持ちになります!
非常に強い性質で、土壌も選ばず日光さえ当たればほったらかしで育ちます。
夏の直射日光にも強く太陽が燦燦と照り付ける中、暑さに負けず元気に咲きます。
開花時期は6月から10月と長く、草丈は40センチから150センチくらいで大きく育ちます。
又切り花としても強く、沢山咲きますから摘んで室内に飾れば、明るい雰囲気に元気がわきます。
花色は、赤、オレンジ、黄色。
|
ルドベキアの植え付け
植え付けは、3月から6月、又は10月から11月に行います。
繫殖力が強いので、他の植物の邪魔にならない場所を選びましょう。
水はけの良い土を好みますが、どんな土でも育つ強さがありますので、神経質にならくてもいいと思います。
株間を30センチから40センチあけましょう。
茎が細く背が高く成長しますから、倒れそうな場合は支柱を立てるといいですね。
ルドベキアの水やり
乾燥に強いです。
あまり水を上げ過ぎると根腐れを起こしやすいので、乾燥気味にして下さい。
雨だけで成長しますが、長い間雨が降っていない場合は水を上げてくださいね。
|
バーベナ
宿根バーベナは暑さ寒さに強く、丈夫で育てやすいです。
日当たりと風通しさえ良ければ元気に育ちます。
花はとても可憐で可愛らしく、桜の様な小さな小花が集まって咲きます。
そのため「美女桜 ビジョザクラ」とも呼ばれています。
花色はバリエーション豊富で、白、ピンク、オレンジ、青、紫、赤、赤の真ん中が白などカラフルに揃います。
色々な花色で寄せ植えにしたら、密集して咲きとても可憐だろうなと思います。
直射日光にも負けず夏のガーデンを明るく彩ります。
横へ這うように広がる、ほふく性の品種は一面花が咲くのでグランドカバーにも向いています。
開花時期は5月から11月と長く楽しめます。
終わった花の花がら摘みをこまめにすることによって、より沢山の花が咲きます。
冬に地上部は枯れてしまいますが、春には又新芽が出てきます。
生育が早く枝が伸び姿形が悪くなった時は、8月中旬ごろに切り戻しをします。
長期間花が途切れずに咲くため、液体肥料を月に1,2回やると花付きが良くなります。
|
バーベナの植え付け
3月から6月に植え付けましょう。
日当たりが良い場所で、水はけの良い土壌を好みます。
腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くします。
また花が密に咲くため蒸れやすいので、風通りも良い場所が適しています。
バーベナの水やり
乾燥に強く、多湿を嫌います。
植え付け後たっぷりと水やりをして、根付いたらその後は雨だけで大丈夫です。真夏に日照りが続きカラカラに乾燥した時は、土の乾きを確認して水やりをします。
エキノプス(ルリタマアザミ)
エキノプスとはギリシャ語で「ハリネズミに似る」という意味です。
この花を見た時に「ああ、なるほど、上手に名前を付けるなあ」と思いました。
その名の通り針でイガイガした真ん丸の花です。
大変ユニークな形です、お庭にリズムが生まれナチュラルな雰囲気になります。
個性的な色形なのに、主張し過ぎずに不思議と周囲の花と調和します。
切り花としてアレンジしてもお洒落ですし、またドライフラワーの素材としても人気が高いです。
花は直径5センチ位で青、紫、白、葉と茎は銀白色です。
葉はアザミにそっくりで縁に棘がありますので注意してくださいね。
開花時期は7月から9月で、草丈は60センチから150センチと大きくなります。
水やりは雨だけで大丈夫です。
|
エキノプスの植え付け
3月から4月、又は10月から11月に植え付けましょう。
1日中よく日の当たる、日当たりの良い場所がいいです。
寒さには強いですが、暑さには苦手なので風通しの良い場所が適しています。
また多湿に弱いので水はけが良い土が適しています。
軽石や腐葉土を混ぜると良いですね。
エキノプスは太い根をまっすぐに伸ばすので、深めに穴を掘り柔らかく耕しておきます。
弱アルカリ性の土壌を好むため、石灰を少し混ぜ込んで下さい。
できれば毎年石灰を株元に巻いてやると良いです。
大きく育ちますから株間は30~40センチあけてくださいね。
|
ハナトラノオ
ハナトラノオは、花が虎のしっぽに似ていることから名付けられました。
花は四方に規則正しく並んで咲くため「カクトラノオ」とも呼ばれます。
簡単に育ち、日本の高温多湿にも強くほとんど手のかからない花です。
非常に生命力も強く、何もせずに放置しても問題なく増えていきます。
あまりに繫殖力が強いため、繊細な花の横に植えるのは控えた方がいいようです。
優し気なピンクで群生すると爽やかです。
冬の寒さも簡単に超え、霜に当たっても平気で、どんどん増えていきます。
肥料も水やりもいりません。雨だけで育ちます。
開花時期は8月から10月。花色はピンクと白です。
|
ハナトラノオの植え付け
3月から4月か10月に植え付けましょう。
日当たりが良ければどこでも育ちます。
半日陰でも育ちますが、花付きが悪くなるようです。
特に土も神経質にならなくても大丈夫ですが、できれば水はけが良くなるように腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。
ガウラ(ハクチョウソウ)
ガウラとはギリシャ語で「立派、華麗な」という意味だそうです。
一つの花は2,3日で散ってしまいますが、5月から11月の長期間次々と花を咲かせます。
スッキリと伸びた茎に、ひらひらと白い蝶々が飛んでいるように見える優し気で繊細な花を咲かせます。
ご近所のお庭に咲いているのを見て、蝶々の様な花があまりにも可憐で、私も是非植えたいと思いました!
花色は白、ピンク、濃いピンクがあります。
暑さ寒さに強く強靭です。
水やりも雨だけで大丈夫ですから、ほとんど放任で元気に育ちます。
繊細に見えて、どんな土にも適応する生命力があります。
|
ガウラの植え付け
3月から5月に行います。
日当たりさえよければやせ地でも元気に育ちます。
|
まとめ
今回は夏を彩るガーデン向き宿根草をご紹介しました。
いずれの花も鉢植えでも栽培可能ですが、庭植えと違い水切れに気をつけてくださいね。
夏らしく鮮やかで華やかな彩の宿根草を植えると、一気に陽気な雰囲気になります。
見る度に明るい気分で楽しめると思います。
是非チャレンジしてみて下さいね!