目次
来年の春に向けて球根を植えましょう
沢山の花が咲き華やかな春の庭は、見ているだけで心がウキウキしますね!
10月~12月は、来年の春に咲く球根花の植え付けシーズンです。
3月から5月春爛漫、満開の庭を夢見て!秋には球根を植えましょう。
球根を植える時期は、紅葉の頃です。
球根はきちんと植えつければ、期待を裏切ることなく咲いてくれます。
初心者の方や時間の無い方にとって強い味方ですね!
いずれの花も市販の球根用の培養土を使い、日当たりの良い場所に植え付けましょう。
特に難しい事をせずとも春には満開のお花畑を楽しめますよ。
ガーデニング初心者の方も秋植え球根から始めてみませんか?
おすすめ秋植え球根 チューリップ
明るい色合いのチューリップは春の花壇のリーダー的存在ですね!
明るく元気な花は世界中で人気があり、大人から子供まで幅広く愛されています。
品種は数千種にのぼるほど花の形や色などが大変バリエーション豊富です。
初心者でも簡単に栽培できるのが魅力ですね。
群生させるととても見ごたえのある風景になります。
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チューリプの球根は玉ねぎの様な形をしています。先のとがった方が上になります。
植え付ける時は、とがった部分を上にして下さいね。
鉢植えの場合は5号鉢に3球ほど、球根の先端が少し見える様に浅く植え付けます。
庭植えの場合は、深さ10センチ程掘り、株と株の間は10センチ程とって植えつけます。
チューリップは品種により開花時期や背丈が違う為、同じ品種をまとめて植えると良いですね。
球根には養分がたっぷりあるため元肥はほとんどいりません。
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土の表面が乾いたら水をやってください。
冬は芽が出ていない為、水やりを忘れやすいですが水を切らさない様にしましょう。
寒さに当たることで花芽が育つので、冬も屋外で育てましょう。
つぼみが出てから花が終わるまでは、液肥を追肥するといいですね。
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おすすめ秋植え球根 ムスカリ
ムスカリは別名「ブドウヒヤシンス」と呼ばれるように、ぶどうの房にそっくりな可愛い花です。
大変育てやすく植えっぱなしで全く手がかからないので、気楽に栽培できます。
毎年春に素敵な花を咲かせてくれます。
花穂に鮮やかな青い小花がびっしりと咲き、良い香りがする春の球根の代表格です。
花の語源はムスク(じゃ香)で、マスクメロンのような甘く美味しそうな香りが素敵です!
花色は代表的な青のほか、白、ピンクがあります。
ムスカリは、チューリップや水仙などどんな花とも相性が良く、名わき役として引き立てます。
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鉢植えの場合は、5から8号鉢に5から10球、球根の頭がやっと隠れるくらいに浅く植え付けます。
庭植の場合は、10センチ間隔で植え球根の2倍ほどの土をかぶせて下さい。
詰め気味に植え付けた方が、咲いたときに見ごたえがあります。
ムスカリは耐寒性が強いので、戸外で楽に越冬します。
葉が出たあと、日当たりの悪い所に置くと葉が長くひょろひょろとなりやすいので、よく日に当てて育てるようにします。
花が咲き終わった後は、花茎を付け根から切ります。
花が終わっっても葉っぱまで切らないようにして、枯れるまでそのままにしておきましょう。
葉っぱがあることで光合成を行い、栄養を作って球根に栄養が蓄えられます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとやってください。
葉が枯れて休眠に入ったら、水やりは要りません。
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おすすめ秋植え球根 水仙
水仙は日本に自生する植物ですから、気候や環境にあっている為、植えっぱなしで育てるのは非常に簡単です。
雪解けと同時に春の訪れを告げる花の代表格です。
水仙は香りが良く上品で、お正月の切り花としても人気があります。
房咲きのニホンスイセンのほかに、ラッパ系や大輪の一輪咲き、花色も白や黄だけではなくピンクや赤、オレンジ、バイカラーになった品種などバリエーションがあります。
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鉢植えの場合は、球根の頭が少し出るくらいの浅植えにしていきます。
庭植えの場合は、深さ10センチの穴を掘り、株間を15センチほどあけて植えていきます。
とても丈夫な為水はけが良ければ土壌も選びません。
水仙は花が終わったあと、枯れた葉っぱは取り除きますが、生きている葉っぱはそのままにしておきましょう。
花が枯れてしまってからも、光合成をするために葉を伸ばすことから、水やりをしましょう。
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葉っぱで光合成した栄養が球根に蓄えられ、翌年の花芽の元となります。
葉が全て枯れたら、水やりをするのはやめてください。
あまり知られていませんが、水仙は有毒植物です。
間違えて食べてしまうと中毒症状を引き起こします。
ニラにそっくりな葉の為間違わない様に、絶対に近くに植えない様に注意してください。
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おすすめ秋植え球根スノーフレーク
スノーフレークはスズランに似た白い釣り鐘状の花を咲かせます。
下向きに咲く可憐な花は、スミレの様な香りがして大変人気があります。
清楚な見た目ですが、とても丈夫で育てやすいです。
寒さに強く、土質も選ばず、半日陰でも元気に育ちます。
スノーフレークは、花びらの先端には特徴的な緑の斑点が入ります。
開くにつれて少し反り返ります。
葉は細い帯状で真っすぐに伸び、水仙の葉にそっくりな所から、別名でスズランスイセンと呼ばれています。
スノーフレークを庭植えにする場合、群生させると開花時に真っ白な花が揺れてたいへん美しいです。
和風の庭にも風情があり良く馴染みます。
半日陰~日当たりを好みますが、日当たりの良い場所がない場合は半日陰程度の場所で大丈夫です。
日陰の庭を明るく春らしく彩ってくれます。
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庭植えの場合は、深さ7cm、球根と球根の間が10cm。
鉢植えの場合は、球根の先が少しかくれる程度の浅植えとします。3~5cmが目安です。
花が枯れてきたら茎の下から切り取ります。
余分な栄養が花茎に行くのを防ぎ、球根に貯えられるので翌年の生育が良くなります。
葉は球根に栄養を貯えるために大切な部分なので枯れてしまったものを除いて、残りは切り取らないように注意しましょう。
花が咲き終わって夏になると地上部が枯れるので、その間は水やりは不要です。
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おすすめ秋植え球根 ヒヤシンス
ヒヤシンスは、小さな星形の花びらが反り返ったようにパッと開き、密集して房状に咲きます。
40~100個程度の小花が密に咲くため、ゴージャスで華やかな印象です。
そして何といっても特徴的なとても甘く濃い香りを漂わせますから、一気に春を感じることができます。
ヒヤシンスは庭植、鉢植え、寄せ植えのほか、球根の中に花芽をもっており、球根の力だけで花を咲かせることができるので、水栽培も盛んです。
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小学生の時に水栽培をした方もいらっしゃるかもしれませんね!
白く長い根を真っすぐに伸ばして、花だけでなく根も美しく鑑賞でき、お洒落なガラス容器で栽培すると、インテリアとしても楽しめます。
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大きな球根ほど立派な花が咲きますので、重さのある大球を選びましょう。
日当たりが良く、水はけの良い場所に植え付けましょう。
庭植えの場合は、ヒヤシンスの根は長く伸びるので深さ10~15センチぐらいに植えつけます。
鉢植えの場合は、球根の頂部が隠れる程度の深さで植え付けます。
12センチ鉢に1球、15センチ鉢に3球ぐらいが適当です。
1年限りで良いと思われる方は、球根と球根をくっつけてぎっしり詰めて植えると存在感抜群で見ごたえのある鉢になります。
花が咲いた時にとても素敵です。
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ヒヤシンスは冬の寒さに当てないと花が咲きません。
鉢植えの場合、12月ごろまで植えた後は寒い所で風通しがいい寒い場所に置きます。
寒さには強いので鉢植えを室内に取り込む必要はありません。
花が終わったら、その花ガラを小まめに摘むことが大事です。
花ガラを放置しておくと、種を作ろうと栄養が回ってしまい、他の花の持ちが悪くなったり、つぼみが咲きづらくなるということがあります。
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まとめ
今回は秋植えのおすすめ球根をご紹介しました。
球根は植えただけでほとんど手間がいらず開花してくれるので、初心者の方や忙しい方にぴったりです。
紅葉シーズンに入ったら、来年の春に向けて球根を是非植えてみて下さいね!