目次
秋植え家庭菜園
気温も少し下がり過ごしやすい秋は、家庭菜園の作業もやりやすくなりますね。
種から簡単に栽培できる葉野菜をご紹介したいと思います。
自分で栽培すると、無農薬で安心して食べることができるのがいいですね!
お弁当や、お味噌汁やサラダにちょっと彩りが欲しいなと思った時にも便利です。
野菜用培養土と、深さがある長方形プランターがあればすぐに始められます。
簡単に栽培できる葉野菜*小松菜*
小松菜は江戸時代に、現在の東京都の小松川という場所で栽培されていたことから、この名がついたと言われています。
ビタミンC、B群、E、K、カリウム、カルシウム、鉄分、リン、食物繊維などを含む、大変栄養豊富な野菜です。
とくにカルシウムはホウレンソウの3倍以上も含み、骨粗鬆症や歯周病、貧血の予防などにも効果的です。
アクが少なくて食べやすく、おひたし、漬物、和え物、炒め物、汁の実など幅広い料理に使えます。
シャキシャキとした食感も魅力ですね。
1年を通して出回っていますが、1、2度霜にあたったコマツナはアクが抜けて甘みがあり葉も厚くなります。
栄養価も高くなるので、秋撒きが適しています。
害虫も付きにくいと言われています。
家庭菜園初心者でも育てやすい上に、約一ヶ月で収穫できる手軽さが魅力です!
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小松菜の種まき
9月から11月にかけて、1ヵ月ずつずらしてまきましょう。
晩秋から春まで長く収穫できます。
土に筋状の溝を作り、そこに種をまく「すじまき」にします。
1.深さ1cm程度の溝を15cm間隔で2列作る。
2.溝に約1cm間隔で種をまく。
3.溝の両側から土をうっすらとかぶせ、手で軽く押さえる。
4.プランターの底から水が流れ出るまで、たっぷりと水をやる。
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小松菜の水やり
芽が出るまでは土の表面を乾かさないように気を付けて、朝、夕と適度に水やりをして下さい。
その後の水やりは、乾いたらたっぷり水をあげます。
水が切れると葉が傷みやすいので注意してくださいね。
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小松菜の間引き
種まきから3、4日で発芽しますので、本葉が出て混み合ってきたら間引きましょう。
形がいびつな物や、ひょろひょろとしているものを抜いていきます。
1回目は本場が1~3枚ついていている頃に行い、株間が3~4センチくらいになる様にします。
2回目の間引きは、本葉3~4枚のころに行い、株間を5~6cmにします。
間引きをしたら、1週間に1回くらい液肥を与えます。
間引きした葉は柔らかいので、そのまま生でサラダとして食べることができます。
もしも間引きを兼ねてベビーリーフを沢山収穫したい方は、多めに種まきをして下さいね!
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小松菜の収穫
草丈が15センチほどになったら、株ごと抜き取りましょう。
あまり大株にすると固くなってしまいますので、やや小さめで収穫すると柔らかく美味しいです。
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簡単に栽培できる葉野菜*ほうれん草*
緑黄色野菜の代表とも言えるほうれん草は、βカロテン、ビタミン、ミネラルなどを多くの栄養を含みます。
ほうれん草は寒さに当たった方が、柔らかくなり味も良くなります。
アクが多いので基本的に下茹でなどの加熱調理が必要になりますが、近年サラダ用にアクの少ない生食用の品種も人気が高いです。
多少日当たりが悪くても元気に育ち、丈夫な為家庭菜園初心者の方にも扱いやすいです。
小松菜の栽培をされたことのある方は、ほとんど同じ様に栽培できます。
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ほうれん草の土
ほうれん草は酸性の土を嫌います!
あらかじめ用土に苦土石灰(くどせっかい)を混ぜ、酸度調整をしておきます。
市販の野菜用培養土1Lにつき3グラムの苦土石灰を施すようにしてください。
ほうれん草栽培には必ず必要になります。
酸性の土壌では、大きくならない事が多いようです。
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ほうれん草の種まき
必ず秋撒き用の種を使用してください。
9月上旬~10月下旬ごろが適しています。
ほうれん草の種は固いので、水に一晩浸した種の方が発芽しやすいです。
そして水に沈んでいる種を使うように注意して下さいね。
「ばらまき」にします。とても簡単です。
文字通り、ばらばらと重なり合わない様に撒いてください。
勿論「すじまき」でもお好みに合わせて下さいね。
1.培養土と苦土石灰を混ぜた土をプランターに入れます。
2.水に浸しておいた種を、ばらまきにします。
3.薄く土をかけてみずをやります。
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ほうれん草の水やり
発芽するまでは、土の表面が乾かない様に水やりします。
ほうれん草は乾燥を嫌うため、晴れの日はしっかりと水を与えるようにしてください。
ほうれん草の間引き
ほうれん草は種まきから3日~1週間で発芽します。
間引きは、2回します(1回でも大丈夫です)
1回目は、本葉が2~3枚のころにします。
3センチ間隔くらいになるように元気そうなものを残し、生育の悪い葉を間引きします。
間引きは1回でも十分ですが、ほうれん草を大きく育てたい場合は、さらにもう一度間引きをして5センチ位の株間にするとよいですね。
ほうれん草の追肥
間引きを行った直後の時期に液体肥料を追肥しましょう。
その後、10日毎ぐらいに液肥を水やりを兼ねてやると良いですね。
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ほうれん草の収穫
収穫は、春秋でタネまきから30~40日後が目安です。
草丈が25cm程度に生長してきたら、順次収穫します。
簡単に栽培できる葉野菜*葉ねぎ*
葉ネギとは、葉の緑の部分(葉身部)を食べるねぎの事です。
鍋に入れる白いねぎよりも栽培しやすいのが特徴です。
万能薬味として、お味噌汁、冷ややっこ、炒め物やスープなどの必需品ですね。
プランターで栽培しておけば夕食時に少量欲しい時にも便利です。
又、意外と切っておくと傷みやすいので、常にフレッシュな状態で食べれるのは嬉しいですね!
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葉ねぎの種まき
9月から10月が適しています。
種は一晩水につけて置くと発芽しやすいです。
光に当たると発芽しにくい性質なので、小さな種ですが溝は少し深めにするといいようです。
1.培養土を入れ、すじまきにします。
2.深さ約1cmのまき溝を作り、5mm間隔でまきましょう。
3.土をしっかりかぶせましょう。
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葉ねぎの間引き
タネまき後、1週間~10日ほどで発芽します。
成長のスピードはやや遅めですので気長に待ちましょう。
草丈が5cmくらいになったら最初の間引きを行います。
その後適宜に間引いて、最終的に株間が5cm位にしましょう。
葉ねぎの水やり
ネギは多湿が嫌いです。
ネギの種をまいた後は、土が乾燥しないように気を付けましょう。
その後、苗を腐らせないように乾燥気味に育てます。
葉ねぎの収穫
草丈が20cm~40cmくらいになったら、株元から4cm~5cmほどを残して葉のみを刈り取りましょう。
引き続き液肥など肥料をやりながら水を撒いてあげると、切り口から又ネギが伸びてきてくれます。
新しく伸びた葉も、また収穫することができます。
ネギは多年草ですから、冬には一度枯れてしまいますが、根っこが生きているのでまた芽を出してくれます。
上手に育てると何度も収穫出来て便利ですね!
まとめ
今回は秋植え葉野菜で、簡単にプランター栽培できるものをご紹介しました。
葉野菜はお値段が急に上がったり、天候に左右されやす野菜ですから、プランター栽培は節約にもなりますね!
種は安価で手に入りますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。