器や焼き物がお好きな方は沢山いらっしゃると思います。
日本には多くの伝統的な有名窯元があります。
各地の陶器市や窯元巡りは楽しいですね!
今回は兵庫県にある「丹波立杭焼」のご紹介です。
目次
丹波立杭焼とは(たんばたちくいやき)
丹波立杭焼は、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と共に日本六古窯の一つです。
2017年4月には、この日本六古窯が日本遺産に認定されました。
↓おめでとうございます!
陶の里の入り口に「祝 日本遺産認定」と掲げてありました。
発祥は古く、平安時代末期から鎌倉時代初期と伝えられています。
現代の丹波立杭焼は、毎日の生活に使う飾り気のない素朴な器が多く、力強くシンプルな所が魅力です。
デザインも洗練されたお洒落な物が多いです。
最近多くできている、センスの良いカフェで使われるような雰囲気です。
周辺には南北1.5キロにわたり、約60軒以上の窯元があり、様々なタイプの丹波立杭焼を見て回ることが出来ます。
丹波伝統工芸公園 立杭 陶の里(すえのさと)
丹波伝統工芸公園立杭 陶の里
〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭3
高校生以上:200円/1名
20名以上の団体様:160円/1名
小・中学生(団体割引なし):50円/1名
陶の里は、のどかな山々と田畑に囲まれた大自然の中にあります。
↓この橋を渡りすぐに青い駐車場の看板が見えてきます。
丹波伝統工芸公園陶の里 施設ご紹介
丹波伝統工芸公園陶の里には、下の写真のようにいくつかの施設が集まっています。
1、伝産会館 丹波立杭焼伝統産業会館
鎌倉から江戸時代の古い「古丹波」と、現代活躍される作家55名の最新作の展示。
2、伝習会館 地域民芸品伝習施設
「アートギャラリー丹波」はレンタルスペースになっており、写真、絵画などの作品展や展示即売会が出来るようになっています。
前もっての申し込みが必要です。
3、窯元横丁
色んな窯元が一堂に集まり、展示即売をされています。
お気に入りの一品を探すのにぴったりですね。
4、5、陶芸教室
気軽に立杭焼にチャレンジできます。
6、登り窯
山の斜面を利用した、立杭の特徴であるトンネルの様な窯です。
7、レストラン 獅子銀(ししぎん)
元丹波の食材をいただける、和食レストランです。
お土産コーナーもあります。
ランチやちょっと一休みにいいですね!
丹波伝統工芸公園陶の里 窯元横丁
52軒もの窯元の焼き物が一堂に集まり、横丁風に展示販売されています。
路地裏に迷い込んだような、懐かしい雰囲気にほっこりします。
実際に手に取って触っても大丈夫ですから、重さや大きさ、使い心地ながらお買い物ができます。
「この大きさ、深さにはパスタはどうかしら?」など思い巡らせながらじっくりと堪能できるので、窯元横丁は是非訪れてみていただきたいです!!
一つ一つの窯元巡りも楽しみではありますが、時間がなかったり、歩いて回るのが足腰に不安のある方にはぴったりの施設ですね。
車いすやベビーカーをご利用の方にスロープもあります。
↓まるで路地裏の様な雰囲気です。
お洒落に展示されていて、器好きさんは、きっとずっと見ていられます!!
一度に52軒もの窯元が見れるのは壮観ですし、それぞれの個性が際立ち、見ているだけでワクワクして時間を忘れてしまいます。
すごく楽しいですよ!
それぞれの展示スペース入り口には、窯元の名前がわかる様に名札が掲げてあります。
好きな作風が見つかったら、こちらで名前をチェックして、後で実際に窯元に訪問されるといいと思います。
窯元の地図が入ってすぐレジ横にあります。
↓窯元の地図
窯元巡りをされる方は、こちらを忘れずにお取りくださいね。
ものすごく窯元の数が多いので、お気に入りの窯元の場所を探し出すのは一苦労かもしれません。
それとこのプリントの文字がかなり小さいです。
わからない時は、レジにいらっしゃるスタッフさんに遠慮なく聞いてみましょう。
親切に教えて下さいます。
↓この様に各ブースには、わかりやすく窯元の名前が掲げてあります。
狭いスペースですが、展示の仕方もそれぞれの窯元が工夫をされて素晴らしいです。
さりげなく季節の野花を活けてある小さな花瓶や、「こんなお料理に合いますよ」という写真などがあり、イメージがわきやすいです。
シリーズで揃うものや、気軽に購入できるマグカップなどの小物から、ランプや大皿などバリエーション豊富で飽きません。
子供用の可愛い器など、お誕生日や出産プレゼントにも素敵ですね。
又父の日、母の日、お正月などのスペシャルなイベント時には、特設会場にプレゼント商品も並びます。
↓真ん中あたりにイベント展示スペースがあります。
↓この日はちょうど「母の日プレゼント」特集をされていました。
プレゼントにちょうど良い素敵な器が一杯です。
レストラン 獅子銀(ししぎん)
丹波の地元野菜や食材を使用した、食事、コーヒー、スィーツなどが楽しめるお店です。
丹波特有のいのししのお肉や、黒豆を使ったメニューもあります。
↓丹波と言えば「しし鍋」いのししが有名ですね。
黒豆コロッケもありますよ。
↓立杭定食1,200円
美味しくいただきました!
陶芸教室
陶芸教室では、指導員の方から指導して頂けるので初心者の方でも安心です。
小さなお子様からお年寄りまで、初めて陶芸をされる方でも、記念の品を簡単に作れます。
どこにも売っていない、あなただけの完全オリジナル作品が出来上がります。
粘土細工コース(手びねり土900グラム→1人2作品 1,836円
粘土500グラム→1人1作品 1,296円
手びねりで形造ったらあとはプロにおまかせです!
乾燥→素焼き→釉薬かけ→本焼き→完成
までの工程をして頂けますので、できあがったら宅配してもらうシステムです。
出来上がりは、1ヶ月半から2か月ほどかかるそうです。
絵付け体験コース
出来上がっている、湯飲みかお皿に自由に好きな絵や、イニシャル、なんでもデザインして焼いていただきます。
湯飲み→756円
皿(径5センチ)→864円
宅配の送料が別途かかります。
窯元訪問 末晴窯さん
窯元横丁で自分好みの窯元を見つけたら、実際に窯元を訪問してみましょう!
私は長年末晴窯さんのファンで訪問してきました。
最近ではお子さん達も陶芸の道に進まれて、作風もそれぞれの個性がありとても楽しい窯元さんです。
今回特に窯元横丁で展示されていた娘さんの作品に心惹かれたので、訪問してみました。
↓春奈さんの作品です!
↓こちらの鯛のシリーズが、とてもおめでたい感じがして気に入りました!
凄く個性的です。
↓女性らしい感性と若々しい可愛らしさが満ち溢れています。
春奈さんの作品は、椿、燕、鯛、四季のお花など、今までの丹波立杭焼にはにあまり見かけないようなデザインが多いです。
又色彩豊かで、この「赤」が特徴的です。
購入した器のご紹介
↓上記でご紹介した末晴窯の窯元で購入しました。
春奈さんの作品です。
鯛シリーズからマグカップをチョイス。
とても可愛らしい鯛が悠々と泳いでいます。
とにかく気分がアップして嬉しいです!
↓特に素敵なのが、持ち手の丈夫にまで鯛が一匹!
とってもお茶目です。
↓窯元横丁で購入しました。少し深みのある器です。記憶があいまい1枚800円だったかなと思います。
お鍋の取り皿や煮物に使いたいと思い、4枚購入しました。
↓窯元横丁で購入しました。1,000円くらいだったと記憶しています。
シンプルで素朴なデザインのマグカップでとても気に入っています。
毎日のコーヒーや緑茶に日常使いしたいです。
飽きの来ない味わい深いカップです。
まとめ
丹波立杭焼は日常使いにぴったりの、シンプルで素敵な器が多いです。
新しく器を購入しようと思われた時、ご結婚や引っ越し、又プレゼントなどの時には是非訪れてみて下さいね。
山に囲まれたのどかな場所で、ドライブにも素敵ですよ。
あなただけのお気に入りを見つけに行きましょう!