シャコバサボテンは初秋から冬にかけて華やかに咲く花です。
最近ではクリスマスやお正月のギフトとしても人気が高いですね!
今回は、シャコバサボテンの育て方や花を長く咲かせるコツ、冬越しの仕方などご紹介したいと思います。
又、蕾が落ちてしまう、花が咲かない原因を解決していきましょう!
目次
シャコバサボテンの魅力
シャコバサボテンの名前の由来
シャコバサボテンは和名で、葉の形がシャコに似ているから名つけられたというのが一般的です。
英名ではクリスマスカクタスと呼ばれています。
ちょうどクリスマスのころに沢山出回りますし、とてもロマンチックな響きですね。
白色のシャコバサボテンに「ホワイトクリスマス」「スノーフレーク」などの品種があり、そのネーミングの良さもあいまってとても人気があります。
シャコバサボテンは、鮮やかな花色とエキゾチックな個性的な花姿が魅力的です。
初秋から花が少なくなる冬にかけて、一鉢あるだけで明るく彩ります。
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デンマークカクタス
北欧より輸入された新品種です。
色鮮やかでピンク、オレンジ、白、黄色、パステル系までバリエーション豊かに揃います。
最近ではシャコバサボテンと呼ぶよりも、デンマークカクタスと呼ぶ方が多いかもしれません。
デンマークカクタスの特徴
1、花色が多く大輪
2、葉(茎節)が大きく鮮やかな緑色で光沢がある
3、姿が立ち性で仕立てやすい
4、生育旺盛で育てやすい
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シャコバサボテン購入のポイント
*株の大きさが大きな株。
*枝数が多く、しまっている株。
*葉色がつやつやして良い株。
*蕾が沢山ついている株。
*蕾が大きく着色し揃っている株。
蕾が小さな株は落ちてしまう事が多いので注意して選んでくださいね。
小さな鉢植えは可愛らしく価格も安く手軽に購入できるのが魅力ですが、株が小さいので蕾の数が少なく、すぐに咲き終わってしまいます。
できるだけ大きな鉢の物ですと、価格は高くても蕾の数がい多いので、長く華やかに楽しめます。
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シャコバサボテンの育て方
ガラス越しの陽に当てる
良く陽の当たる、明るい窓辺がベストな置き場所です。
多少蕾が落ちても移動させないでくださいね!
花が終わってもそのまま同じ場所で管理するのが望ましいです。
部屋の奥の日陰に置くと、花が咲かず花色も悪くなりますので気を付けて下さいね。
最低温度10℃以下にしない
シャコバサボテンは元々熱帯高地原産です。
冬越しには最低5℃あれば十分と言われていますが、蕾は夜間に最低温度が5℃以下まで下がりますと、花が咲かずに終わってしまう事があります。
10月、11月は心配ありませんが、12月に咲いている株は、咲き終わるまで最低温度10℃くらいは保つようにして下さい。
開花中は乾燥させ過ぎない
水不足にすると蕾が落ちてしまいます。
花が咲き終わるまで、土の表面や中が乾いたらたっぷり水やりをして下さい。
ただ与え過ぎると根腐れしてしまいますので、気をつけましょう。
肥料
4月から6月までは緩効性化成肥料を、3月から6月までは液体肥料を施してください。
梅雨明け以降は肥料を施さず、花芽ができ始める9月上旬までには肥料が切れているようにしてください。
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花を長く楽しむコツ
温度低めの場所に置く
開花中陽に当てる事は重要ですが、温度の高い場所に置くと、あっという間に花が終わってしまいます。
シャコバサボテンは花期が終わったら、来年の花期まで咲きません。
1鉢の鑑賞期間は約1ヶ月ですが、高温の場所に置くと20日間ほどで終わってしまう場合もあります。
暖房がずっと入っている部屋などは避けた方が良いでしょう。
水やり
蕾ができて花が終わるまでの期間は十分な水やりが必要です。
ですが土の表面だけでなく、中までしっかり土が乾いてから、たっぷりと水やりをして下さいね。
多肉植物ですので、過度に水やりをし過ぎると根腐れしてしまうので注意が必要です。
受け皿に水が溜まらない様にチェックしましょう。
水やりのタイミングを見極めるのが少し難しいですね。
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シャコバサボテンの葉摘み
シャコバサボテンは花が終わったら葉がばらばらに伸びた状態で、かなり姿のまとまりがなくなっています。
また摘んだところから新芽が分岐して生えるので、花が増えて豪華になり一石二鳥です。
葉摘みをして綺麗に整えましょう。
シャコバサボテンの葉摘みは、ハサミなどは刃物を使わず手で簡単にできます。
茎をつまみひねるだけで簡単に取れますよ!
上から見て姿が丸く円錐形に整うように、だいたい1~3節程をとります。
適期は4月と9月、春と秋に行います。
春の葉摘みは株の形を整え、新しい葉を増やすためにします。
9月の葉摘みは、花を咲かせるためにします。
花芽は成熟した葉につくので、小さな新芽を摘んでいきます。
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冬越しの仕方
温度差の少ない場所に置く
昼間暖かく、夜に急に冷え込むような場所は適していません。
夜間でも10℃を切らないようにし、日中はガラス越しの陽によく当たる様にしましょう。
乾燥状態にする
冬はシャコバサボテンの生育だ弱まるため、それまでと同じように水やりをすると根腐れしてしまいます。
花が終わってから徐々に水やりを控て、月に1~2回水やりをして冬越しします。
水を切って休ませる方法
温度管理がちょっと面倒だなと言う場合は、完全に水を切り、休眠状態で冬越しをお勧めします。
花が終わってから水やりを控えて行き、玄関など暗くても温度変化があまりなく、3℃以上はあるような場所に置きます。
シャコバサボテンはとても丈夫ですから、葉はしおれてしまいますが、冬の間一度も水やりなしで枯れません!
春には、又生育し始めます。とても強い植物ですね。
シャコバサボテンの蕾が落ちるのはなぜ?
シャコバサボテンは蕾がポロポロと落ちやすいようです。
せっかく吟味して蕾の多いしっかりした株を買ってきたけれど、家に置いたら蕾が落ちてしまった経験のある方は多いと思います。
いったいなぜでしょうか?
1、環境の変化
最も多い原因が環境の変化と言われています。
シャコバサボテンの蕾は環境の変化に敏感で、環境が大きく変化すると蕾をよく落とします。
購入後自宅で場所を決めたら、多少蕾が落ちても、じっと我慢してそのまま移動させずにいましょう。
その環境に段々と順応して落ちなくなっていきます。
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2、水不足で落ちる
シャコバサボテンという名前からサボテンの様に水が不必要な印象ですが、砂漠に生えるサボテンとは違い、水が必要です。
蕾が育って咲くまでの間は、水不足にすると蕾が落ちやすいです。
土の表面が乾いたらたっぷりの水をやりましょう。
シャコバサボテンの花が咲かないのはなぜ?
1、夜間も光が当たっていませんか?
日長が短くならないと花芽が付きません。
夜も明るい場所でしたら、段ボール箱をかぶせるなど遮光しましょう。
2、根腐れをおこしていませんか?
葉が全体的に紫がかっている場合は、根腐れしているのかもしれません。
茎の節部分から根が出ているようなら、根腐れのサインです。
株の植え替えをしましょう。
夏と冬は避けてできるだけ早く植え替えをして下さいね。
まとめ
シャコバサボテンは基本的には管理が簡単で丈夫な植物です。
温度や環境の変化、水やりなどのポイントを押さえて管理してみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。