目次
ミモザの素敵な黄色の効用
春の庭を明るく彩る花木として人気の高いミモザ。
甘い香りも素敵ですが何より素敵なのは、その素晴らしい黄色の花色ですね!
鮮やかな黄色の花は、春の到来を告げワクワクとした気持ちになります!!
黄色は、「光」や「太陽」のイメージを与えて、その場の空間を明るくさせる心理効果があります。
気持ちを明るくしてくれ、やる気の湧いてくるポジティブな色です。
又風水的にも金運アップの色として有名ですね。
最近はドライフラワーやリース、スワッグにしたり、とてもお洒落なインテリアとしても大人気です。
お家にミモザの木があれば、ハンドメイドで作ることもできますね。
|
|
ミモザについて
ミモザは、マメ科アカシア属の総称で、フランスではミモザと呼ばれています。
一般的に目にする機会が多いのは、ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)です。
銀葉アカシアの名の通り銀色がかった美しい葉を持ちます。
とても大きく成長し、丸くふんわりとした黄色の花が木全体を覆いつくすほどです。
成長がとても早く樹高が10メートル以上になり、公園などによく使われます。
イタリアでは3月8日の国際女性デー(ミモザの日)に、男性から女性へ日頃の感謝を込めて贈る花として有名です。
やせ地でも育つミモザ
ミモザの種類は1000以上あり、そのほとんどはオーストラリアに分布しています。
根にマメ科特有の根粒菌を持ち、空気中の窒素を吸収できるので肥料がなくても元気に育ちます。
花の可憐さとは対照的に、とても強靭でどんな場所でも成長する強さがあります。
そのため元々はやせ地の斜面に植える樹木として利用されていました。
最近になって、その花色の華やかさから観賞用として栽培されるようになり、小さな庭でも育てやすい小型の品種も増えました。
|
庭にミモザを植えましょう!
明るく目立つ黄色い花は、シンボルツリーにぴったりです。
植える場所
ミモザは成長のスピードが早いので、ある程度の広い空間が必要です。
ミモザの根は、下に深く張るというよりも、浅く広く張りますので狭い場所は適しません。
又移植を嫌い、移植すると枯れてしまうので動かすことができません。
大きくなることをイメージして、場所に余裕をもって決めましょう。
又日当たりと水はけの良い場所を選びましょう。
|
苗選びのポイント
花付き苗は3月頃から出回ります。
ミモザは若いうちは幹が細く不安定な為、できるだけ幹の太いものを選びましょう。
枝が細く数が少ないものや葉が抜けてしまった物は避け、枝付きが良く葉がのびのびと勢いがあるものにして下さい。
株がしっかりし、根が鉢の周りに充分張っているものがいいですね。
縄やネットで包まれた根巻き苗は、根つきにくいので避けた方が無難かもしれません。
|
庭への植え付け
植え付け時期・・・3~4月 10月中旬~11月中旬
①穴を掘り、掘り上げた土3に山砂3、日向土小粒2、腐葉土2を加える。
ない場合は市販の培養土を利用しましょう。
②ポットから抜き、根を崩さずにそのまま植えます。
③正面から見て良い姿になる様に木の向きを決め、土を入れます。
周囲の土を盛り上げます。
④支柱を立て、しっかり固定する。
⑤植え付け後は、たっぷり水やりします。水がすっとひかなくなるまでやります。
水やり
夏の乾燥時に葉がぱらぱらと落ちたり、黄色く変色するのは、水不足になっているしるしです。
充分に水やりをして下さい。
ミモザの種類
ミモザには沢山の種類があります。
自分の好みに合った品種を見つけて矢野新で下さいね!
ギンヨウアカシア(ゴールデン・ミモザ)
繊細な葉と花付きの良さで人気があります。
成長は旺盛ですが、剪定に強く、樹形をコントロールすればコンパクトにもなります。
|
紫ギンヨウアカシア・プルプレア
葉先が紫色になるアカシアです。
新芽の成長している枝葉には特に顕著に現れます。
珍しい紫の葉が魅力的です。
春にはミモザの黄色の花と紫の葉のコントラストを楽しみ、夏には銀色の葉と紫色の葉先をお楽しみください。
|
パール・アカシア
丸い葉がとても可愛らしく、ビロードの様な質感です。
花は大きめで甘く香りがします。
耐寒性があり、雪が降っても大丈夫なようです。
|
ゴールデン・トップ
小さな葉の小型アカシア。
あまりまだ見かけないレアな品種です。
成長はゆっくりで、軽く剪定すれば小さく保てます。
コニファーの様な細い葉が個性的で、甘い香りのある花は大きく良く咲きます。
|
ハーフムーン・アカシア
三日月型の葉が個性的で、優しい雰囲気です。
成長はゆっくりで、育てやすいです。
太陽が好きなアカシアでは珍しく半日陰でも育ちます。
あまり大木にならず小さくまとまるようです。
木は柔らかくふさふさとふんわり茂ります。
|
ホワイト・サロー・ワトル
花色が薄い黄色です。
柳の様な細長い葉が風に揺れ、優しい雰囲気です。
花付きが良く円筒形の花が沢山咲き、珍しく個性的です。
庭植のほか、コンテナで小さく育てることもできます。
|
スノーウィー・リバー・ワトル
低木性アカシアの代表。
花色はレモン色。
良い香りの花を沢山つけます。
|
まとめ
鮮やかで明るい気分になる黄色のミモザは、お庭のシンボルツリーとしておすすめです。
毎年春に感動を届けてくれるミモザを是非植えてみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。