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カシワバアジサイはどんな花?
カシワバアジサイは近年大変人気のある、北アメリカ原産のアジサイの仲間です。
切れ込みの入った葉の形がカシワ『柏』の葉に似ていることから、この名前が付けられました。
柏餅に使われるあの葉ですね。
花の形はとても個性的で、一般的なアジサイには見られない、美しく大きな円錐形のコーン形になります。
乾燥に弱いですが、日向から日陰までどこでも栽培可能です。
特にシェードガーデンやホワイトガーデンの主役になる花として注目されています。
高さ1〜2m程になり、満開になるととても見応えがあり華やかです。
カシワバアジサイは丈夫で株が小さな時から咲きますので、植木鉢で育てるかたも多いです。
株が小さな間は植木鉢で、大きくなってきたら庭に植えても良いですね。
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カシワバアジサイの四季折々の美しさ
カシワバアジサイは花の開花時期だけでなく、四季折々の美しさがあります。
冬に落葉した枝は皮がむけて赤銅色になります。
春には鮮やかな新緑の緑。
夏の真っ白でゴージャスな花。
秋には葉の紅葉が美しいです。
年間を通じて四季の美しさで楽しませてくれます。
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カシワバアジサイの管理ポイント
庭植えの場合
植え付け
なるべく明るく、水捌けのよい場所を選びましょう。
日陰でも栽培可能ですが、秋の紅葉の発色が悪くなるようです。
直径、深さ共に30センチ程の穴を掘り、掘った土に3割ほどの腐葉土、2割程のピートモスを混ぜます。
元肥料として緩効性化学肥料を50グラムほど入れます。
根に直接肥料が当たらないように注意してくださいね。
根付くまでの1ヶ月は乾燥しないように気をつけましょう。
肥料
春の元肥と秋の追肥を施します。
元肥として4月に緩効性化学肥料を施し、追肥は9月から10月に同じ肥料を4月よりも少なめに施しましょう。
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剪定
花が終わった直後の7月中に選定します。
次の歳の花芽を確保して、美しい樹形を維持できます。
秋の紅葉を楽しむ為に、枝の節の少し上で切って葉を残すようにします。
2月上旬から3月下旬に冬の剪定をします。
冬は花芽ができているので、切り過ぎないように注意しましょう。
枯れ枝や余分な枝を掃除するくらいにして下さい。
病害虫の駆除
4月から5月にかけてと、9月にハダニが、6月ごろにコナジラミが発生する場合があるようです。
殺虫剤で駆除しましょう。
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鉢植えの場合
植え替え
植木鉢の場合は、2年に1回を目安に植え替えをしましょう。
適期は2月から3月ごろです。
用土は赤玉土5、腐葉土3、ピートモス2、に配合します。
アジサイ用培養土が便利ですね。
軽く土をおとし、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
置き場
冬は寒風を避けた明るい場所におき、夏は戸外の明るい日陰など。
水やり
11月から3月は控えめ、4、5、6月は普通に、7、8、9月は乾燥しないように注意、10月は普通。
肥料
時期は庭植えと同じで、量は元肥も追肥も6号鉢で4グラムほどです。
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カシワバアジサイをコンパクトに管理する方法は?
カシワバアジサイは大きく育ち、2メートルほどになることも多いようです。
あまり大きくせず、コンパクトに管理したい方は、剪定でコントロールしましょう。
花後すぐに株元の一番下の葉のある節の上で剪定します。
花後すぐに行うのがポイントです。
遅れると翌年咲きません。
また葉がないところまで切ってしまうと、枝が枯れてしまうことがありますので気をつけて下さいね。
苗木の間から長い徒長枝を切り取るとコンパクトにまとまりやすいです。
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カシワバアジサイの種類
スノーフレーク
花束のように豪華で、とても人気がある品種です。
八重咲きの白花で、先進むと緑色から赤っぽくなり終わりかけた花も美しいです。
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スノークイーン
一重咲の品種で、花穂は12〜15センチほどになります。
ややクリーム色を帯びています。
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ハーモニー
小さな手まり状の花が段々に積み重なった花房を形成する品種です。
ハーモニーはわい性品種で、通常の柏葉アジサイよりもコンパクトにまとまります。
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まとめ
今回は紫陽花の中でも、人気の高いカシワバアジサイのご紹介でした。
梅雨時の清涼剤のように爽やかなカシワバアジサイ 、是非お庭に取り入れて見てくださいね!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。