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梅雨のガーデニング
高温多湿で雨が続く梅雨時は、人間だけではなく植物も苦手な季節です。
これまで頑張って育ててきた植物が、梅雨時に一気に調子が悪くなるという経験をした方は多いのではないでしょうか。
私も何度も失敗し、枯れてしまいがっかりしてきました。
梅雨を乗り越えるとまた過酷な夏がやって来るわけですが、ガーデニングがすこぶるやりやすかった春が懐かしいです。
ですが、梅雨の雨の中美しい色彩でシャワーを浴びて咲く花々は、見ているだけで情緒豊かで涼しげな印象です。
人間も鬱陶しい梅雨を、植物と共に爽やかに乗り切っていきましょう!!
梅雨のガーデニング3つの注意点
1、雨
最近の雨は、バケツをひっくり返したような強い雨が長く降り続いたりします。
強く降る雨は、当然葉や花を痛めてしまいます。
2、蒸れる
高温多湿が1ヶ月以上続きます。
これにより病害虫が発生しやすくなります。
特に風通りの悪い場所では株の中が蒸れてしまい、病気になることが多いようです。
3、窒息
雨が降り続くことから、鉢の中の水分が蒸発せず乾く時がありません。
それにより根が窒息状態になって、根腐れの原因になります。
これら3つの注意点を考えながら、それぞれの植物に合った管理をしていきましょう。
雨から守る
最近は叩きつけるような豪雨の時がありますね。
株の周りの泥が跳ね上がり、見た目が汚れてしまうばかりか、跳ね返って植物に付着する事で病気の原因にもなります。
マルチングをして泥はねを和らげましょう。
マルチングとは、株の根元にワラや落ち葉などを敷くことです。
鉢植えの植物は、なるべく軒下に移動させると雨による痛みを抑えることができます。
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蒸れから守る
梅雨時期の蒸れから守るには、切り戻しが重要になります。
株の間が密集していますと蒸れの原因になりますから、株の間に風を通すように切り戻し、株をコンパクトにします。
枝葉の間を風が通り抜けるようにしましょう。
特に葉が混み合って成長するペチュニアやゼラニウムに有効です。
葉がいっぱいに茂って大きく成長したものを切るのは、勿体無いと思われるかもしれませんが、そのままでは蒸れによって内側が枯れてしまうのです。
思い切って株からはみ出した周りを切り、中心部はすかすようにバランスを見ながら切ります。
綺麗なドーム型になればgoodです。
窒息から守る
梅雨時期は、鉢の中の環境も悪くなります。
土が常に湿っている状態で水はけをよく保つように植え替えをして、土を変えるとリフレッシュされますね。
根が育ち過ぎて鉢の中でぎっしり回って窮屈になっているかもしれません。
また土が古くなって排水がうまくできないと、過失状態になり根腐れの原因にもなります。
プラスチック鉢よりも通気性の良い素焼きはちに植え替えるとより効果的ですね。
用土に珪酸塩白土を混ぜ込むと根腐れ防止になります。
鉢底石を多めに入れると通気性も上がります。
花が咲いている場合は、根鉢は軽く崩す程度にしましょう。
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梅雨に強い植物
乾燥が嫌いで多湿の方が平気という植物もあります。
梅雨に強い植物を植えることで随分管理も楽になりますね!
インパチェンス
インパチェンスは水が大好き!
本当に乾燥に弱いです。
びっくりするほど水が必要で、水枯れで枯らしてしまったことがあります。
とにかく朝に晩に、じゃぶじゃぶと水をやらなくては、しなびてしまいます。
そんなインパチェンスは、梅雨時でも元気一杯!
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トレニア
一年草のトレニアは、高温多湿に強いです。
暑さや蒸れにに強いため、夏の花壇の代表格です。
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ハナトラノオ
梅雨の後半から咲き始めます。
湿気に強く丈夫なので梅雨時のお庭を明るく彩ります。
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アンゲロニア
アンゲロニアは乾燥が苦手で、暑さに強いため梅雨時にぴったりですね。
大きく成長し、高さ80センチ以上になるので、お庭のデザインに変化が出ます。
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梅雨に弱い植物
反対に多湿や雨が苦手で、弱って痛んでしまう植物もあります。
なるべく雨が当たらない場所に移動させたり、上記3つの対策を早めにとりましょう。
ゼラニウム
乾燥にも強く、基本的にとても丈夫な花ですが、加湿には弱い一面があります。
枯れた花びらや葉にカビが生えてしまうようです、
また雨風で花がバラバラと落ち、地面に花弁がひっついて地面がとても汚れてしまいます。
あと掃除するにも乾くと花びらがひっついて大変でした。
私が個人的に考えた対策ですが、雨が降る前に花を摘み取ってしまうようにしています。
とても勿体無いですが、蕾以外はほぼ落ちてしまうので前もって対策しています。
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ペチュニア
暑さに弱く、花は雨で痛みます。
長期間咲いてくれて花壇には欠かせないのですが、梅雨時期は花がらを忘れずにこまめに取り除くことが重要です。
また葉が茂って蒸れてしまうので、思い切って強めに切り戻して下さい。
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フクシア
とてもエキゾチックで、熱帯のトロピカルな雰囲気の花ですが、高温多湿に弱いです。
なるべく涼しい場所で管理しましょう。
枯れた葉や花がらにカビが発生しやすいので、こまめにチェックして下さいね。
根腐れもしやすいので、通気性の良い素焼き鉢に植え替えをしましょう。
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ロベリア
夏に爽やかなブルーが映えるロベリアですが、高温多湿が苦手です。
水はけの良い用土に植え込みましょう。
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まとめ
今回は梅雨時期のガーデニングについてご紹介しました。
人間にも植物にもなかなか厄介な梅雨ですが、なんとかうまく対策をして乗り越えましょう!
ご参考にして頂けると嬉しいです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。