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シンビジューム夏の様子
シンビジュームは梅雨時期に新芽を伸ばし始めて、夏に向かってどんどん成長していきます。
順調に行きますと9月下旬から、10月上旬には葉がだいぶん延びて大きくなり、葉の生え際に太ったバルブができ、そこに来春に咲く花芽ができます!
夏に弱らせてしまうと、花芽ができません。
7月、8月のシンビジュームの管理はとても重要なポイントになってきます。
夏バテさせない様に頑張っていきましょう!
シンビジューム夏の理想的環境
1、日当たり
程よい日光が葉の表面に毎日5、6時間が当たる環境が良いです。
この「ほど良い」が難しいところですが、梅雨が明けると急激に真夏の日差しになり、葉が焼けてしまいます。
そこで夏は遮光率を50%にしましょう。
梅雨明け後に、遮光ネットを変えましょう。
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2、風通し
梅雨明けには、葉がかなり大きく長く茂ってきています。
何鉢も育てている方は鉢と鉢の間を、今までよりもなるべく1メートルほどあけるようにして下さい。
また風通しを良くするように、地面から30センチから60センチほど高さのある棚などにのせると、棚下を風通り良いですね。
新芽の延び方にもばらつきがありますから、小さな新芽に日光が当たるようにして下さいね。
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3、気温
日中は高温になっても、夕方から気温が下がるような場所が1番適しています。
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夏の管理重要ポイント
1、水やり
夏の強い日差しと高温でとても乾燥します。
また株が急成長していますのでどんどん吸水します。
水やりは、ほとんど毎日場所によっては一日2回、朝夕行いましょう。
午前中は株元に注ぎ、夕方は葉の上からかけて葉の温度を下げるようにします。
周囲にも水をまいて温度を下げるようにするとより効果的ですね。
都市部では、クーラーの室外機からの高温の熱風で夜中も気温が下がりません。
人間も寝苦しく夏バテしてしまいますが、シンビジュームも同様に夏バテし、花芽ができない原因の一つになっているようです。
2、肥料やり
成長期間ですから肥料が必要です。
水で薄めるタイプの液体肥料は、週1回ほど9月末まで行いましょう。
午前中に水やりがわりにすると良いですね。
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そして油かすなどの固形肥料を7月中旬ごろに置き肥します。
これで今年に施す固形肥料は最後になります。
あとは液体肥料のみにしましょう。
置き肥料は油かすが適しています。
軽く一握りの油かすを、鉢のふちに置きましょう。
この時緩効性はおかないで下さいね。花芽ができない原因になります。
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3、ハダニ退治
梅雨明けごろからハダニが発生しやすくなります。
ハダニは葉の裏に着きますし、とても小さいので葉の表面には見えません。
ハダニがつくと、葉が白っぽくなりますので、水をかけて弾き飛すか殺虫剤をかけましょう。
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まとめ
今回は、シンビジュームの夏の管理と夏越しの仕方をご紹介しました。
高温になる夏の手入れが花芽がつくかどうかの重要なポイントになるようです。
シンビジュームの夏ごしの参考になると嬉しいです。
今回も最後までお読み頂き有り難うございました。