ベンジャミンとは?
ベンジャミンはゴムの木の仲間で、葉が小さく光沢があり柔らかな印象の観葉植物です。
桑科イチジク属で、原産地のインドでは庭木や街路樹として使われているそうですよ。
日本では室内で育てるイメージが強いので意外な感じがしますね。
緑葉種の他、性質が強くやや耐陰性もある「テリバ」や、白い斑入りの「スターライト」、黄色の斑入りの「レジナルド」、葉先がカールした「バロック」などの品種もあります。
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刈り込みに大変強く、若い間は幹が細く柔軟性があり様々な形に仕立てることができます。
数本を寄せ植えして幹をねじり、上部を丸く刈り込んだ「スタンダード仕立て」がよく出回っています。
一度は目にされた事があるのではないでしょうか?
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自生地東南アジアでは、幹から多くの気根を出し、地に根を張って大きく成長します。
高さ30センチ以上の大木になることもあります。
一般的な栽培下では、よく枝分かれし多くの葉をつけボリュームを楽しめます。
枝と葉をそのままの姿で伸ばし、ナチュラルな雰囲気を楽しむのも素敵ですね。
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育て方のポイント
置き場所
室内では日光が当たるところに置きましょう。
夏に屋外に出す時は、直射日光のあたらない明るい日陰に置きましょう。
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水やり
春から秋の成長期は、氷土が乾いたらたっぷりとやりましょう。
夏には、用土に与えるだけでなく、頭上からシャワーをして葉水をやりましょう。
冬は少し乾燥気味に育てましょう。
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肥料
春に緩効性肥料を与えましょう。
日当たりが良く、勢いよく成長していたり、樹高が50センチ以下の若い株は、盛夏と冬を除いて液肥を与えると良いですね。
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剪定
ベンジャミンは枝の伸びが早いので、バランスを崩す枝葉は選定しましょう。
他の枝より勢いよく飛び出している枝を思い切って強めに選定しましょう。
観葉植物生育が旺盛で、切り戻すと脇芽が出て分枝します。
切り取った枝は挿木に使えますよ。
年々枝先が伸びるため、枝葉がまばらになってきます。
そんな時は、全体を刈り込むと密な姿になります。
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挿木
剪定で切り取った枝を使います。
先端部分を15センチくらいに切って使います。
下の方の葉を落とし、新葉を半分に切って使いましょう。
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挿木用の土
バーミキュライト、ピートモス、パーライトを等量混ぜます。
2ヶ月ほどで根が出てきます。
翌春までそのままの状態で管理し、5月に植え替えましょう。
置き場所は、暖かく明るい日陰に置きましょう。
こんな時はどうする?
葉がベトベトしている・葉に黒い煤のようなものがついている
葉や茎にカイガラムシや、アブラムシがついています。
カイガラムシは古い歯ブラシなどでこそぎ落し、アブラムシには殺虫剤を撒きましょう。
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幹から根が出てくる
元気な証拠です!
気根ですから、切り捨てるかそのままにして大丈夫です。
鉢底から根がでる
根詰まりしているので、植え替えをしましょう。
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葉がスカスカしている
刈り込みをしてください。
刈り込みをしないと、枝数が増えませんので生育期間に刈り込みましょう。
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樹形が乱れてしまう
暗すぎる場所に置いていませんか?
光不足による徒長の場合、もっと明るい場所に移動させて、刈り込みをして肥料を与えましょう。
生育が良く枝が伸びた場合は、切り戻しましょう。
まとめ
今回は人気の観葉植物、ベンジャミンをご紹介しました。
発育旺盛な植物ですから、ぜひ挑戦してみて下さいね!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。